あいの里リハビリ苑の家族会を平成29年3月18日(土)に開催しました。

今年のテーマは「防災」で、災害時に役に立つ“ポリ袋クッキング”とあいの里リハビリ苑での防災の取り組みについてのお話と意見交換会をさせていただきました。

今回は、入所・通所を利用されているご本人・ご家族以外にも、以前ご利用されていたご家族の方にも参加して頂けました。

 

 

災害時に出来る「ポリ袋」を使った調理体験・試食会

災害時に少ない水で調理・片付けが出来る「ポリ袋」を使った調理方法を、あいの里クリニック管理栄養士の森光さんに教えていただきました。

今回のメニューは「ごはん」と「シーチキンじゃが(シーチキンの肉じゃが風)」です。

【材料:1人分】

*ごはん:米 100g(無洗米でなくてもよく、普通の米を洗わずに使います)

水 150ml

*シーチキンじゃが:ジャガイモ 小1個、玉ねぎ 1/2個、にんじん 少々

ツナ缶 1/2缶、砂糖 大さじ1、しょうゆ 大さじ1、干しシイタケの戻し汁 少々

(ジャガイモとにんじんは薄くイチョウ切りに、玉ねぎは薄くスライスに切っておきます。干しシイタケは戻し汁だけでなく、戻したシイタケも小さく切って少し加えると味がグッとよくなるそうです。)

 

調理の手順は以下の通りです。

①必要な材料や水、出汁をポリ袋の中に入れます。

 

 

 

 

②しっかりと空気を抜きつつ、空間に余裕が出来るようにポリ袋の口を結びます。

※ここがポイントです。加えて、時間があれば少し揉み込むといいそうです。

 

 

 

③しっかりと口を結んだ袋を水が沸騰した鍋の中に入れ、30~40分程煮て完成です。

※この時に袋が浮かないように空気を抜き、出来上がったものが少し膨張するので空間に余裕が必要なのだそうです。

 

 

 

参加されていた方も、お手伝いをしていた私達も半信半疑でした。

しかし、途中からいい匂いもしてきました。

 

そして完成した料理は、食器を洗わなくて済むよう袋ごとお皿にのせ、いざ試食です。

 

 

 

 

予想以上の出来栄えと味に皆さん驚かれていました。

 

 

 

 

 

他にも、水を入れるだけで出来るご飯やレトルト食品、缶詰などの試食も行いました。

個人的な感想としては…シーチキンじゃがが一番おいしかったように思いますが…(やはり手作りですからね)

 

調理の合間には、熊本地震の報道があった当日に現地に居合わせたスタッフの貴重な体験も紹介されました。

いざという時の非常食や非常食に追加・アレンジできる食材、非常時の調理方法などについて準備するだけでなく、実際に食べてみたり、作ってみたりすることを体験しておくことは大切なことですね。

 

 

 

あいの里における防災の取り組みについての報告

災害時に出来る“ポリ袋クッキング”の他に、あいの里リハビリ苑の防災の取り組みを報告させていただきました。

 

 

 

 

①岡山市から出されている“洪水・土砂災害ハザードマップ”を見ながら、あいの里やその周囲のおかれている環境を確認しました。

②あいの里で行われている、年2回の消防訓練(消火・避難訓練)と年1回の災害避難訓練の実施状況を写真で紹介もさせて頂きました。

あいの里リハビリ苑・あいの里クリニックは、災害時の一時避難場所として、近隣の3町内会と締結していること等も説明させていただきました。

 

 

意見交換会

第2部としては、事前に行った施設サービスに関するアンケートの集計結果の報告と説明をさせて頂きました。

その後、意見交換会としてリハビリ苑での余暇活動についての紹介などもさせていただきました。

 

 

参加された皆様には、喜んでいただくことが出来、盛況のうちに終了することが出来ました。

今後もあいの里リハビリ苑の活動の紹介や、皆様の役に立つ楽しい企画を考えていきます。また、施設運営についての不明な点やご意見がありましたらお聞かせください。

今後ともご理解ご協力をよろしくお願いいたします。