「この頃、トレイに行く回数が増えたなぁ…」
「そんなに水分をとってないのに…」
と感じたことはありませんか?
もしかしたら、それは排泄をコントロールしている“骨盤底筋(こつばんていきん)”が衰えたからかもしれません。
「そもそも、骨盤の問題って出産経験のある女性特有の問題で、男性は関係ないんじゃない。」
残念ですが、骨盤底筋は、女性でなくても、高齢者でなくても、ちゃんと運動をしていても、手や足よりも早く衰えてしまうそうです。
骨盤底筋は、上半身を支えたり、内臓の動きを助けたり、下半身の動きをスムーズにする重要な役割を持っているので、
骨盤底筋が衰えると、頻尿や尿漏れだけでなく、腰痛の原因や下半身太りの原因にもなります!!
「え~、尿漏れの原因!?」
そこで今回は、女性はもちろん、男性でも、高齢者でも、骨盤底筋を鍛える効果的なトレーニングをご紹介します。
骨盤底筋とは?
骨盤の底でハンモックのように内臓が下に下がらないように
骨盤から支えている筋肉群のことです。
尿道や膣、肛門を締める役割があります。
簡単!トレーニング編
やり方は非常に簡単です!
キープ後はリラックスしましょう。
この運動を 1 セットとして 10 回を目安に行いましょう。
ポイント!
*肛門の締め方は、尾てい骨を意識し、尾てい骨を押し上げるようなイメージです。
尾てい骨とは:脊椎の一番下にある、尻尾(しっぽ)の名残の骨です。
お尻の中央の一番下にあって少し飛び出している場所です。
ポイント!
尿道の締め方は、おしっこを我慢している時をイメージすると締めやすくなります。
寝ころんだ状態で骨盤底筋を意識できれば、椅子や立った状態などあらゆる姿勢で骨盤底筋のトレーニングができます。
応用編トレーニング
キープ後はリラックスしましょう。
この運動を 1 セットとして 10 回を目安に行いましょう。
骨盤底筋のトレーニングは、尿漏れ予防だけでなく便秘の解消、骨盤臓器脱の予防、腰痛予防にも効果があります。
ご自分にあったやりやすい骨盤底筋のトレーニングをはじめてみませんか。
参考文献:新版排泄ケアガイドブック(一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会)