高齢者の室内での熱中症について

朝、晩は涼しく、昼間の気温が高い今の時期、高齢者のご自宅でよく目にする光景・・

  1. 冬の布団や毛布、中にはコタツを使用し、日中もそのままの状態
  2. 部屋の窓や戸を閉めきり、身体が汗ばんでいる
  3. 暑くなっているのに、水分摂取量が少ない

お話を聞くと「身体がしんどい」「ムカムカする」「頭が痛い」「食欲がない」など。

それ以外に微熱、脈が多い、血圧が低め…脱水症状のサイン‼

すぐに掛け物を調整し、部屋を涼しくして、水分補給を促します。吸収の良いスポーツドリンクや経口補水液の摂取も勧めます。

これらの原因は高齢者の特徴が関係します。

  1. 体内の水分量の低下
  2. 尿回数を気にして水分を控える
  3. 「のどが渇いた」「暑い」などの自覚が乏しい

予防するには

illust313

  1. 熱がこもらないよう、寝衣や掛け物の調整
  2. 部屋の換気やエアコン、扇風機の使用(室温28℃、湿度70%以下)
  3. 身近に飲み物を用意し、細目に飲む(1000~1500mlを目標に)

上記の対応で症状軽減せず、点滴や入院になる方も少なくはありません。

高齢者がご自宅におられる家族の方は、お部屋の環境に目を配り、細目に水分を摂るように声かけを行ってあげてくださいね‼

***あいの里訪問看護ステーション***
TEL 086-281-6625