高齢者の室内での熱中症について
朝、晩は涼しく、昼間の気温が高い今の時期、高齢者のご自宅でよく目にする光景・・
- 冬の布団や毛布、中にはコタツを使用し、日中もそのままの状態
- 部屋の窓や戸を閉めきり、身体が汗ばんでいる
- 暑くなっているのに、水分摂取量が少ない
お話を聞くと「身体がしんどい」「ムカムカする」「頭が痛い」「食欲がない」など。
それ以外に微熱、脈が多い、血圧が低め…脱水症状のサイン‼
すぐに掛け物を調整し、部屋を涼しくして、水分補給を促します。吸収の良いスポーツドリンクや経口補水液の摂取も勧めます。
これらの原因は高齢者の特徴が関係します。
- 体内の水分量の低下
- 尿回数を気にして水分を控える
- 「のどが渇いた」「暑い」などの自覚が乏しい
予防するには
- 熱がこもらないよう、寝衣や掛け物の調整
- 部屋の換気やエアコン、扇風機の使用(室温28℃、湿度70%以下)
- 身近に飲み物を用意し、細目に飲む(1000~1500mlを目標に)
上記の対応で症状軽減せず、点滴や入院になる方も少なくはありません。
高齢者がご自宅におられる家族の方は、お部屋の環境に目を配り、細目に水分を摂るように声かけを行ってあげてくださいね‼
***あいの里訪問看護ステーション***
TEL 086-281-6625