かくれ脱水とは…
脱水症になりかけているのに、本人や周囲がそれに気がつかないため有効な対策がとれていない状態を呼んでいます。
「かくれ脱水」の症状
・首筋がべたべたする…蒸し暑さで体の水分が失われています。
・体のだるさ…食欲が落ちると栄養不足で疲れやすくなり、のどの渇きを感じにくくなります。
・めまいやふらつき…水分が体から失われると、血液が滞ってしまい、めまいやふらつきを起こします。
・足のつり、頭痛…脱水になると、塩・カリウム・カルシウムなどの電解質が不足すると筋肉がけいれんしやすくなったりします。
「予防法」
・1日に1000~1500ml程度水分を取る 
喉の渇きを感じなくても、こまめに水分を取りましょう。お茶や水を500mlのペットボトルや水筒に入れ、 2本程度用意するなど飲んだ量が分かりやすい方法です。
また、お好みの飲み物や、水分を含むフルーツやゼリーなども取りやすいと思います。
・部屋の温度や湿度を調節する
(室温:25-28度、湿度:45-60%)以下に
室内環境を整えることで、体温を上げず体の水分量が保たれます。
クーラーや扇風機を使い、室内の空気を循環させましょう。
・暑い日や時間帯は無理をしない
暑い日や時間帯は避けて、外出や畑仕事を行いましょう。
・適宜マスクを外しましょう 
・屋外では2m以上離れている時
・激しい運動をする時
・気温や湿度が高い時
【高齢者が脱水になりやすい理由】
・体内の水分量が減っている(筋肉量の低下)
・のどの渇きに気付きにくい
・利尿作用のある薬を飲んでいる(心不全や高血圧などの疾患で)
これからますます、暑くなります。
こまめに水分を取り、部屋を涼しくして過ごし、元気に夏を乗り越えましょうね。