日本人の死因トップ3に上げられる、脳卒中(脳血管障害)は、血管が詰まる「脳梗塞」と血管が破れる「脳出血」「クモ膜下出血」に分けられ、「脳梗塞」が全体の6割以上を占めています。冬に起こりやすいと思われていますが、「脳梗塞」は、夏に発生数が多く注意が必要です。
その理由として、体内の水分不足による脱水が挙げられます。汗を多くかき、血液がドロドロとなり、その結果血管が詰まりやすくなります。
また、体の熱を放出しようとして血管が拡張します。その場合、生理的機能が低下したり、降圧剤などを服用している人は、血管拡張のため血流が遅くなり、血栓ができやすい状態になるからです。
<夏の脳梗塞の予防対策>
1.こまめな水分補給
2.夜の大量飲酒は避ける
3.就寝前と起床後にコップ1杯の水を飲む
(夏場は睡眠中と朝の起床後2時間以内に発生率が高い)
4.冷房は適温を保つ
暑いからと言って冷たい物を摂りすぎたり、簡単な食事で済ませず、野菜やたんぱく質をしっかりとり、軽い運動やお風呂などで汗をかく習慣をつけ、元気に夏を乗り越えましょう‼